なぜ小惑星なのか〜地球と宇宙をつなぐ見えないインフラをつくるために〜
私たちが目指しているのは、宇宙のための宇宙開発ではありません。地上の暮らしを静かに支える、見えないインフラの構築です。
その要は、小惑星です。
1) レジリエンス:止まらない宇宙、止まらない地上通信・気象・測位——衛星が止まれば地上の経済は鈍ります。小惑星資源を活用した「宇宙内補給・材料供給」は、衛星の延命・再補給・交換を可能にし、地上の重要サービスの継続性を高めます。供給源が地球圏の外にも分散されることで、宇宙インフラはより強靭になります。
2) サステナビリティ:打上げ依存から、現地調達へ宇宙へ物資を運ぶには膨大なエネルギーが要ります。小惑星の物質(水・二酸化炭素・金属など)を現地で利用することで、地球からの打上げ回数・質量を減らし、トータルでの環境負荷と費用を下げられます。長期的には「地球に優しい宇宙開発」を現実的な選択肢にします。
3) 経済圏の拡張:軌道上製造・修理・建設宇宙に材料と推進剤があれば、構造物は軌道上でつくれます。小惑星は、軌道上製造や大型構造物の建設、探査・輸送の燃料供給を可能にし、宇宙経済を地球の重力から解放します。
私たちのアプローチ:小惑星そのものを推進剤に
オーレオンは小惑星の物質を推進剤として使う推進システムの実現を目指しています。化学燃料に頼らない、シンプルで冗長な推進のかたちです。
同時に、着陸・採掘・搬送・射出までを自動運用でつなぎ、長期間の安定稼働を設計思想の中心に置いています。
オーレオンは、段階的な実証から始め、現実的なスケールで価値を積み上げていきます。
宇宙のサプライチェーンに興味のある企業・研究者・自治体の皆さま、ぜひご連絡ください。地球と宇宙をつなぐ道を、一緒につくりましょう。
