「探査」と「輸送」をつなぐロジスティクス
宇宙資源の社会実装には、「どこで・何を・どう運ぶか」の設計が不可欠です。当社は小惑星に由来する資源を用いた推進システム(ARP = Asteroid-Resource Propulsion)の実装に取り組みます。
資源準備・供給設計:小惑星起源の材料を推進用フィードとして安全かつ安定に取り扱うための規格化を進めます。含有成分や粒度、含水・揮発分、帯電・熱特性など運用上の管理値を定義し、受け渡しI/Fや保管・搬送手順を設計します。
宇宙内供給・標準化モジュール:軌道上でフィードを反復供給できるモジュール群を開発。統合監視による品質トレースと、他社機器との相互運用を可能にするオープンなI/F仕様を整備します。
推進運用・ロジスティクス:ミッション毎のΔV要求に対し、安全回廊設計・姿勢制御連携・観測検証を含む運用手順を提示し、「ΔV as a Service」として提供します。デブリ方針に適合する運用を徹底し、観測データに基づく段階拡張を行います。
※推進・搬送の具体的方式は、電力・熱・材料制約を踏まえた工学設計により最適化し、環境・天体ごとの条件に合わせて選択します。
